本当にびっくりした。
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職場にクレーム「増えた」4割、60代が頻繁
「職場で苦情が増えている」と感じる人は4割、多くの人は日常生活で嫌な思いを4~5回したら1回は苦情を言う――。
「となりのクレーマー」(中央公論新社)などの著書がある苦情・クレーム対応アドバイザーの関根眞一さん(58)が実施したアンケート調査から、そんな結果が出た。
昨年5月以降、関根さんが全国各地で講演を行った際、参加した人に調査への協力を求め、計5059人から回答を得た。教育、行政、病院、流通などの業種別や、世代・男女別で分析した。(中略)
関根さんはアンケート結果を「日本苦情白書」としてまとめ、刊行する。(2009年7月22日21時57分 読売新聞)
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報道する側がまさかわかっていないことはないだろうから、とすれば、わかった上でこうしたニュースを流していることになる。
「クレーマー」問題に関心がある人に聞けば、この問題が増えたと答える人が多いことは火を見るより明らか。どうしてこんな結果が記事になるのだろう。 数字が一人歩きするのを期待してるってこと?
しかもこの御仁、調査結果を本にするという。なんと無茶なことをするんだ。 ぜんぜん代表性ないよ。あんまりだ。
調査の一番はサンプリング。誰に聞くかを決めることは、何を主張するかの大前提。講演に入ったついでに(失礼!)調べようなんて、かなり安直(という私も、教員研修に関する評価を受講者からたくさん集めたけれど、これは属性に即したものだから、認めてもらえるかしらん)。
今年の前半で、わたしが一番学習したこと。
マスメディアはこうして嘘をつく。騙されてはいけませんぞ。
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