2010年3月2日火曜日

レプリカでも仕方ないけれど…

灯台下暗しとはこのことで、近くに住んでいながらまだ行ったことのなかった平等院、生まれて初めて鳳凰堂を見ました。ユネスコ世界遺産に登録されたのは1994年とのこと。

歳月には勝てないというべきか、往時の輝きはすでに久しくなく、一対の鳳凰がわずかに雰囲気をたたえるに留まるという印象です。そのあと鳳凰館という資料館に入りました。

すると、中にガラスで囲まれた鳳凰が二つ、鎮座しています。考えてみれば恥ずかしい話ですが、傍らの係の人に思わずたずねてしまいました。「どちらが本物ですか?」

鳳凰堂に飾られているのは、昭和の頃に作られたレプリカで、館の中にあるのが本物、国宝とのこと。

言われてみればたしかに、国宝を雨ざらしにはせんわなあ。ということは、見いひんかったけど、鳳凰堂の中の装飾もレプリカいっぱいやろうということやね。まあ盗む人がいるかもしれんし。

帰り道、子どもの頃によく食べた茶団子を買って帰った次第です。

とまれ、原稿書きの合間、いい気分転換となった散策でした。

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