先日、ある県の管理職研修にお邪魔しました。ここずっと、わたしは「コミュニケーションと学校経営」というテーマにはまっているため、研修内容もその彩りの濃いものです。
書き言葉と話し言葉のくだりで、ふと「この言葉をご存じですか」と尋ねてみました。-接遇-
80人ほどの参加者がいましたが、わかったと手を挙げたのはわずか2人。これまでも尋ねたことがあったので、その少なさに驚きはしませんでした。が、それでもこの言葉が教員の辞書にほぼないという事実は注目に値するのではないでしょうか。
学校に帰ったら事務職の方に聞いてみてください、と述べましたが、おそらくかれらは「えっ、知らないんですか」と、びっくりすることでしょう。
机を並べていても、これほど基本的な言葉を知っている人と知らない人がいるということ、そして、教育する立場の人間には、これまで接遇が求められてこなかったのだなあ、と知ることができます。
自分の辞書の偏りに気づくこと、またそれを是正すべく幅広い人と(せめて学校教育関係者だけでも)対話を試みること、そのおもしろさ、教えることに懸命すぎる方にはなかなか伝わっていないのではないでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿