学習心理学や認知心理学の格好のネタになるような経験をしました。
「議員定数削減率先公約せよ」という、縦二行の新聞の投書欄の見出しです。
「削減率」と読んでしまったのでもうだめ。先公約?あれっ? 授業中のことですから格好の悪いこと…。学生が教えてくれました。
「削減」と「率先」を分けられなかったなんて、そもそも自分で用意した資料なのに…いやはや。
感心しても何ですが、まさにコンテキストとことばをセットで人は理解する、ということがよくわかりました。
N.ルーマンの指摘した「コミュニケーションの自己準拠」-人は状況的なコンテキストがあってこそコミュニケーションができ、そしてコミュニケーションができるからこそ状況的なコミュニケーションが構築されるということ、に、この小さなケースもつながっているなと関心した次第です。
それにしても恥ずかしかったなあ。
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