2009年3月27日金曜日

生活の場としての学校

ここ最近、ちょっと新しいテーマにはまっています。

学力向上が賑やかにいわれる一方で、どうして教員がしんどそうなのか、そのズレを問題にすべきではないかとかねがね思っていたことがきっかけです。学校はもちろん勉強する場所だけれど、それだけではない、ということをどういう言葉で言い表せばいよいかと考えてきました。「生活の場でもある」と言うのであれば、もっと教職員が生き生きしているはずではないか、なのにどうして…という思いが切れないのです。

昨年に書いた論文の一つに「健康的な学校づくりに向けて」とサブタイトルを入れていたことが、今になってみれば、そうした関心で細々と考えてきたのだなと自分なりに納得しています。そう、今の関心は「健康と学校」なのです。

ドイツ語圏で興味深い試みを見出すことができます。これまでの「教育問題」に留まっていないところが危なっかしいけれど、惹かれます。幸いなことに、ドイツ語も以前より随分と楽に読めるようになりました(「今頃そんなことを言っているのの」とお叱りをうけるかもしれませんが、英語以上に読めるのは嬉しいことです)から、関係資料の理解もはかどっています。

それなりにまとまりましたら、論文にてご報告しますからしばらくお待ちくださいね。この数年間に取り組んできたつもりのキーワードが一挙に繋がるようです。笑い、やりがい、エンパワーメント、清潔さ、など。「わからないことがわかる喜び」を普段以上に感じています。

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