犬フリークのみなさま、こんばんは。
うちの犬Maiのことでは、お騒がせをしています。
前回ご報告をしたように、後ろ右脚が腫れて1ヶ月半近く、獣医に行きたくない、とはいえ行かなければならない、とジレンマが強まり、改めてインターネットで獣医さんを探しました。
最初は、奈良で36年もやっている獣医さん、しっかりとした印象は、HPが充実していることや院長さんの挨拶文から感じられます。
そこから飛んで拙宅の近隣の獣医さんへ。その奈良にて研修を経た方です。さらに、その近くの獣医さんへ。
季節はフィラリアの接種、わんにゃんランドかと思うほどの混みぶりでしたが、まだ若手と思われる獣医さんに丁寧に診てもらいました。触診、レントゲン、血液検査、超音波検査と経て、貧血状態と言ってよいこと、腎臓機能の問題があること、生検をしないと診断はできないもののある病気が疑われることなどを丁寧に説明いただきました。
大いに感じたのは、診断の場面。後ろにスーパーバイザーとして院長先生がいたこともあったのでしょうが、言えること、言えないことのメリハリがあること、とりあえず判断できることについての細かな説明、同様の病症の例、今後の治療方針など、多面的に話をしてもらったように感じています。経験が伴わねばできないこともあるでしょうが、獣医学の知識と先例を中心に、ただし断言は避けて、かつ飼い主が「それは気づかなかった」と思わせるような内容がありました。
ひるがえって、2つ前のヤブ獣医は、血液検査をしても「この数値は高いですね」以上のことは言えなかったように記憶しています。それだけやったら素人が見てもわかるって。その数値の意味は? 今後どんな可能性が? と聞きたいのに、飼い主の質問に応じてくれたのは、獣医ではなくアシスタントの夫人。「辛いものは食べさせないとか…」。はあ、風呂屋談義をしにきてんのとちゃうぞ。いい加減にしろ。
返す返す、そんなトンデモ獣医に3回も通ってしまった。つくづく情けない(愚痴の繰り返し、どうぞお許しを)。
このヤブ獣医が、他の意見も求めたいからとレントゲン写真を借りに行ったら、突如態度を硬化させて、「うちはそういう方針ではありません。それ以上は何も話すことはありません」と暴言を放ったところだ。いま思えば、よほど診断に自信がなかったのだと思う。京都府獣医師会にもこのエピソードは伝えた。これに対して、きょう訪れた獣医さんでは、こちらが何も言っていないのに、精算の際に「これをどうぞ」とさっき撮ったレントゲン写真を持ち帰らせてくれた。こんなところに最初から来ていればよかったなあ…。
診断(diagnose)と推計(prognose)、どんな治療をするかをよりよく選ぶために、適切な診断を。それなくしては、先々のことが真っ暗だろう。
口調も語尾も変わり、すみません。いつものことですが、飼い主バカと諦めてください。教育学者として思うのは、いつも学校のありようについて。教育側はどんな診断能力をもっているのだろうか、またその担保はいかに? 専門職としての教職を問う角度は、まだまだあるように感じています。
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