2009年1月6日火曜日
改めてご紹介(3)
ねこフリークのみなさま、こんばんは。
これから節分くらいまでが一番寒い季節だそうです。くれぐれもご自愛くださいね。
さて、きょうは3番目の仔、もなかの登場です。
2000年7月、七夕の直前でした。前にいた大学で、昼休みが終わって3時限の授業に向かおうとしていたところ、講義棟の近くに学生たちが集まっています。
その頃すでに「ねこの先生」ということになっていたらしい私は、かれらから声を掛けられました。見ると学生の掌に小さな仔猫が乗っています。なんとまあ小さな…。
ところが仔猫はぐったりして、まったく動きません。学生たちが餌はおろか水を飲ませようとしてもだめ。こら、もうあかんかもしれんなあ。
ちょうど授業が始まるときだったので、学生たちにクルマを持っていないかをたずね、3時限の空いている(サボれる?)君に、大学でのノラたちの手当てや手術を廉価でやってくださっていた獣医さんまで、走るように頼みました。学生はよくやってくれた次第です。
そして夕方。とりあえずの処置だけ受けたこの仔は帰ってきましたが、どうにももらい手がいません。かくして我が家の仔になった、こんなきっかけでした。名前は、きなこ、あずき、に続く、なんとなく和菓子シリーズでつけました。
当時、コクシジウムという虫がお腹にいたため下痢がひどく、発熱もしていて食欲も乏しかったもなかに、獣医さんのところで買った栄養満点の柔らかい猫カンヅメをえっほえっほと。形のある便が出るようになってからは、いきむ力が弱いために綿棒で便を掻き出してやり、としばらくは不安定な時期が続きました。
が、元気になってからは「そんな過去は何のこと」というほどに腕白に。それなりのサイズまで大きくなったのです。やれやれ。
ところがこのお嬢、小さい頃に辛い目にあったのかどうかわからねど、6年くらい、人間の傍に来るようなことはまったくなく、一匹、タンスの上に上がり、ほかの猫ともくっつくようなことはありませんでした。抱きかかえようとすると、爪を立てんばかりに嫌がり、しゅわっと逃げてしまう始末。
ところが、3年ほど前からようやく飼い主に心を許して、甘えるようになりました。今やしばしば、人の膝の上でねこ座りをしています。こうなるまでに長くかかりました。ねこの寿命にしてみれば、相当な時間が流れたと思われませんか。
とはいえ、もなかは猫大好き、という感じにはならず。ほかのが集まって眠っているちょっと離れたところで丸くなっています。これでも随分と社交的になりはしましたが…。
もなかのご紹介はとりあえずここまでにて。相変わらずのねこ馬鹿話でした。
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