2009年7月12日日曜日

怒って直せることはたいしたことではない。

きょうの一言。

「がっちりマンデ-」という朝のテレビ番組があるが、今回登場したのは、カインズという会社の社長である土屋氏。

田舎ほど儲かるというホームセンターを経営されている。私も前に住んでいたところでお世話になった。庭土、草花、芝刈り機の刃から、犬ねこのエサまで(物理的に)大きな買い物をよくしたものだ。

さて、同氏の日課である店舗回り。一店長に対する社長の物腰の柔らかさにテレビ取材側が「怒ったりしないんですか」と問うたときの返事がこれ。

「言うべきときには言う」というのが結論だろうけれど、怒って直させるよりも、気づいて自ら改めるように方向づけること-リーダーシップの要諦と思う。

気づきにくいことに気づいてもらえるような観点を示すこと、あるいは「どうだろうか」と問いを持てるような気持ちの生まれるような雰囲気づくりをすること、が他者に働きかける人のなすべきことだろう。

相手を直接に、短期に変えようとして、あるいは自分の小さなプライドを守ろうとして相手に怒りをぶちまけないこと、一応「人の上に立つ」べき教員は、いっそう自戒しなければと感じる。

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