2009年7月19日日曜日

夏休みの過ごし方

先週末から世の子どもたちは夏休みとニュースを聞きながら、「大学はあと2週間ほど授業があるんだけど」とボヤキが出ます。

昔の大学生にはイメージがつかないかもしれませんが、大学はかくも真面目、本当なのです(四半世紀前の大学ならば、授業が本格的に始まるのは5月の連休明け、7月前半にはおしまいというものが少なくなかったので、しっかり勉強したのは6月くらいでしたな。しかも通年の授業が多かったから、試験もレポートもなし。これって、私だけ?)

わたしの担当では8月3日が最後。今年はインフルエンザ感染の影響もあり、補講日を使っても追いつかないほどで、来週も本来とは違う時間帯、夜8時から90分間、授業をします。学生もよくがんばっていると思いますが。「納税者に対する責任」をいっそう感じるようになりましたからね。

さて、小学校の終業式で校長先生が「一日一日の目標を立てて…」と話すシーンが報じられていましたが、休みなのだから、そこまで気張らなくても、と強く思います。メリハリ、オンオフというのならば、休みは休み、大いにダラダラしてほしいものです。

たとえば、朝の会、掃除や給食といった意図せざる教育効果を持ちうる「隠れたカリキュラム」の指摘は数多くありますが、長期休みの過ごし方もその一つかもしれません。

カリキュラムがない時期の「カリキュラム」があるのだとすれば、何とも皮肉なことであります。みんな、よく遊んでね。

0 件のコメント: