昨年末、アメリカ行きの飛行機の乗客となり、身体に爆薬物を巻き付けたテロが、間一髪のところで未遂に終わった。
現在、空港で乗客の全身スキャンを行う装置を広範に導入しているのは唯一アメリカであり、この他にイスラエル、ロシア、オーストラリア、スイスにおいて、路線や機種を限定しながらも全身スキャンが実施されているという。
論点は大きく2つあり、その一つは、スキャンによる健康被害の可能性についてだが、より難解な点はもう一つ、個人のプライバシー保護を危うくするのではないか、ということだ。
現在、空港で乗客の全身スキャンを行う装置を広範に導入しているのは唯一アメリカであり、この他にイスラエル、ロシア、オーストラリア、スイスにおいて、路線や機種を限定しながらも全身スキャンが実施されているという。
論点は大きく2つあり、その一つは、スキャンによる健康被害の可能性についてだが、より難解な点はもう一つ、個人のプライバシー保護を危うくするのではないか、ということだ。
スキャンによって、義手や義足、あるいは人工臓器などが赤裸々となることは、恥ずかしさの限界を超える、という意見はもっともだ。その一方で、係員による身体検査しかなければ、非金属性の武器がゲートをすり抜ける可能性がより残る。むろん、このスキャンによってテロを(ほぼ)完全に抑止できなければどうするのか、という次の問題も挙げられる。
これも正解のない問題だと言えるだろう。あなたはどちらを選ぶだろうか。それとも第三の道を見つけられるだろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿